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早稲田大学キャンパスデリバリー2005 開催!
 11月5日(土)、本校で早稲田大学キャンパスデリバリーが行われた。 このイベントは、日本有数の大学である早稲田大学を通して高校生に大学というものを実体験してもらい、大学の知への架橋となるSSP学習の一環として実施されたものである。 土佐塾高校生にとって、この日は早稲田デーとでも言うべき日となり、どっぷりと早稲田の魅力に浸った一日となった。

第1部 10:05〜10:50 早稲田大学の概要・入試説明
  入学センター 榎本 久美子 課長
体育館
第2部 11:00〜11:50 模擬講義 「“異文化理解の試み”−アイルランドの場合−」
  国際教養学部 三神 弘子 教授
体育館
第3部 12:00〜13:30 模擬テーマ・カレッジ:都市再生を考える
当日特別ゼミ内容
  「グローカルな高知のまちづくりを考える
  講師 オープン教育センター教務主任 社会科学部 早田 宰 教授
体育館
第4部 14:30〜15:30 個別相談会
  入学センター  榎本 久美子 課長
  総務部法人課  中村 正道 課長
ホール





「“異文化理解の試み”−アイルランドの場合−」  国際教養学部 三神 弘子 教授
《講義内容》
 Irish Joke(アイルランドのジョーク)や英語の辞書に表れているアイルランドに関わることばを通して、 ことばと文化を学ぶ際には、無意識のうちに生じる偏見や差別を意識する必要がある。 また、ことばは誰が誰に対してどのような状況の中で用いられているかを明確にした上で読んだり、用いたりすることが大事であるなど、異文化を理解する際の重要な視点を、分かりやすくそして興味深く話して下さった。
 高校の授業では、なかなか味わうことができない知的な時間となった。

《模擬講義 三神教授のメッセージ》
「私は高校までは松山で暮らしておりました。土佐と伊予では気風も異なりますが、やはり四国の空気はなじみがあるもので、楽しい経験をさせていただきました。 生徒さんたちには熱心に聴いていただき、感謝しております。来年の4月、多くの生徒さんたちに早稲田大学に進学していただけたらと楽しみにしております。 また、入学された際は(どこの学部に入学されたとしても)、気軽に研究室を訪ねてきて下さい。」

《模擬テーマカレッジ 早田教授のメッセージ》
「参加した8人の皆さんの意欲、笑顔が大変すばらしく、時間が経つのを忘れてしまいました。 提案もどれもなるほどと思うところが多く、また皆さんの提案がまとまりますのを楽しみにしております。」
(※土佐塾高生8名のパネリストは今後も研究継続の予定)

《個別相談会 中村 正道さんのメッセージ》
「たいへんいい経験をさせてもらいました。今回のイベントがきっかけとなって、次のアクションが起きつつあることも、うれしく思います。 今回のイベントを機に“自立して自らモノを考える生徒”“深く考えることが好きな生徒”が1人でも多くなることを祈っています。」

《模擬テーマカレッジ 早稲田大学生 日色 茜さんのメッセージ》
「大学の授業で都市再生問題というと、議論して、その熱を『発散』してしまうことが多いのですが、土佐塾の皆さんの場合、議論しても、そのまま熱を『凝縮』できるように感じます。 つまり、議論することは、確かに個人にとってはレベルアップの手段の1つです。でも、土佐塾の皆さんにはその議論を、議論だけで終わらせず、形へともっていってほしい、と思います。
 様々な人に意見に聞くなどフットワークも軽く、議論も熱いし(特に前日の、意見を伺ったときは、高校生とは思えないほど自分の意見をしっかり持っていたので驚きました)、発想もおもしろい。 とても素晴らしいことです !
 現在、高校と大学とでは『学び』の意義が違っているように思われます。土佐塾高校には、大学と高校の境目を埋めるような、新しい『高校』になってほしいと思います。がんばってください ! 」

「何もかもが初めての経験で、“ディスカッション”ってこんなに楽しいんだと思いました。 僕は緊張してあまり意見も言えなくて、テーマカレッジが終わった後、『あ〜こんなこと言えばよかったのに』と思いました。 そしてまた“都市再生”について、高知の深刻さについても考えさせられました。これから高知のいいところが土佐塾を通して磨かれたらいいなと思います。 早稲田の方々、早田教授今回の機会を与えて下さってどうもありがとうございました。」(高1 山内豊季)

「一冊の本を書き終えた作家の心情というものを考えてみたことがある。彼あるいは彼女は如何なる思いで“あとがき”というものを綴っているのであろうか。 病弊に喘いだ日々を回想し充実したものを作り、実に満足だったとくくるのが大筋だろう。 とはいっても、今回壮大なるファンタジーを紡ぎ上げたわけではもちろんなく、現代社会の矛盾を説き明かしたわけでもない。 これからの遠い未来へ向けて考えた上で、この『早稲田キャンパスデリバリー』のような試みは、あくまで一端でなくてはならないとも考える。
 すなわち、これを機として、まちづくりを考えるというアクションがますます広がることが必要であるということであり、その実現を願ってやまぬところである。 ただ、今この行事を終えて、どういった結果を導くかは抜きにしても、やはり多大な達成感のある点において、前述の作家のような心境にあるという一言に尽きる。
 末筆ながら、今回の機会を与えて下さった本校の先生方、早稲田大学の皆様、とりわけ討議を交わして下さった早田宰教授に深く感謝申し上げます。」(高1 渡辺涼二)

「今までは全然興味を持っていなかった“高知のグローバルな資源”を、今回のテーマカレッジを通してもう一度高知のことについて考え直すことができたと思います。
 都市再生が高知でも行われていることや、現時点でいろいろな問題を抱えていることなど、今回模擬テーマカレッジに参加していないと、知ることのなかったことは多いと思うので、すごく得した気分です。 いつどのように高知が変わり、再生していくのか、これからとても楽しみです。」(高1 山崎保実)

「全国で初めての試みとなった大学生とのゼミ。もちろん私にとっても、そして参加した生徒にとってもすごく良い経験になりました。 中間テストが終わってから、生徒8人と先生方とでいろいろなディスカッションをしたり、大学教授の講演を聴いたりすることで、都市再生についていろいろな知識を増やし、そして自分のものにしていくことができました。
 勉強していく中で、いろいろな質問が出るわけですが、やはり高3生はいろいろな視点から、また様々なことと関連づけながら都市再生問題について考えられていたので、すごいと思いました。 今回全然発言することができませんでしたが、もし来年もこのようなことをするのなら、次は高3生に負けないぐらいに精一杯頑張りたいと思います。 あまり発言できなかったけれど、皆ができない経験ができたので、すごく良い思い出になりました。」(高1 藤中あつき)

「今回の模擬テーマカレッジは、土佐塾高校を進学校として成長させる重要な礎を築いたと思う。このような、社会に出て求められるディスカッションを日本の先駆けとして始めた意義は大きい。 また今回のディスカッションにおいて、多くの生徒が潜在的にディスカッション能力を持っていることが分かった。
 しかし世界的に見れば、早期教育段階での訓練(フランスなどでは小学生段階で議論の訓練を始める)がないため、互いに深い議論が交わせないことが残念だった。 年々高校生や大学生に求められている物事の中身は深くなっており、それに対処するためには、私は中高一貫校の特徴を生かして中学校段階から議論の訓練をすべきだと思う。
 また行政とも連携して、今回の“グローカルな高知のまちづくりを考える”のような地域向けの議論は、議論の意見を積極的に政策に反映させ、 生徒を大学進学後再び高知のために戻って来るよう奨励すべきだと思う。」(高2 藤下恵吾)

「私は今回のテーマカレッジに参加して、初めて高知という地を意識できたように思えます。 私は高知の『品種改良の歴史』について調べましたが、それを調べていく中で、また他の参加した人たちの話でも、今まで知らなかったことの発見がありました。 私はそれに気づくたびに、高知はすごいと改めて考えさせられましたが、苦労したのはその発見したものをどう発信するかでした。 今だにそれのベストな方法は自分の中に見つけられていません。早田教授もベストは無いとおっしゃっていましたが、本当に社会の問題は難しいと感じられました。 これからも考えていこうと思います。
 1つ学んだことは、社会問題の解決策には答えがないということでした。それに比べて、私たちのやっている学校での勉強なんてどんなに簡単なことでしょう。 答えがあるのですから。私たちにとって、この経験は大きな財産になったと思います。この機会を設けて下さった多くの方々に感謝します。」(高2 上岡由季)

「初めは“都市再生”と聞いて、今まで考えたこともなかったことだったので、すごく戸惑ったけど、テーマカレッジの事前学習などで知識を増やし、本番は良いものができたと思います。 実際に教授やゼミの学生の皆さんとディベートをし、普段私たちだけでは考えつかないアイデアが出たり、逆に私たちの意見にも深くつっこんでもらい、テーマカレッジの最中でもさらに好奇心を刺激されました。 もっとたくさんの人と意見を交わしてみたいな、と思いました。」(高3 氏原 詩央里)

「将来スポーツを通じて地域を活性化させたいと考えている私にとって、今回の模擬テーマカレッジは多くのことが学べ、参加できて本当によかったと思います。 本番でのディスカッションだけでなく、大学教授や専門家の先生を招いての勉強会などの機会にも恵まれ、楽しく充実した時間を過ごすことができました。」(高3 佐々木り凡)

 
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