2015.08.07
高校2年生 高大連携理科実験授業(SPP)


 7月29日と30日に,高校2年生の理系生徒を対象に,高知大学教育学部,高知工科大学環境理工学群,四国自然史科学研究センターの先生方,学生の皆さまにご協力を頂き,高大連携の理科実験授業(サイエンス・パートナーシップ・プログラム[SPP])を行いました。

 生物では,講師としてNPO法人四国自然史科学研究センターの谷地森秀二先生をお招きし,『身近な動物について知ろう!』をテーマに本校理科Ⅰ教室で行いました。
 
 1日目は,タヌキやハクビシン,イタチ,テンの解剖実習と骨格標本作製のための除肉作業を行いました。生徒たちは,初めての解剖に戸惑い,臭いなどに困惑していた場面もありましたが,徐々に慣れて,一生懸命取り組んでいました。
 
 2日目は,午前中はタヌキ,イタチ,ニホンザルの骨格標本の骨を並べ,重要な部分をスケッチしました。午後は学校周辺の山の中に入り,どのような動物がいるかを確かめるために動物が通りそうな場所に無人カメラを設置しました。1ヶ月後にカメラを回収し,どのような動物が写っているかを確かめます。
 
 普段聞くことができない動物の体の構造や習性などの話を詳しく聞くことができ,生徒たちにとって有意義な2日間になりました。

 
 

 
 物理では,高知工科大学環境理工学群の百田佐多生先生,角克宏先生,堀澤栄先生のご指導のもと『エネルギーを通してこれからの未来について考えよう』というテーマで実施しました。 
 
 地球温暖化の現状と対策,世界と日本の森林資源の動向,地元高知に根ざした今後普及が期待される木質バイオマス資源などのテーマの中で,意見を出し合い,問題を解決するために知識を活用する経験ができ,地球と人類の持続可能性についての認識が深まったと思います。

 また,身の回りにある放射線を実際に測定することで,放射線についての基礎的な知識を学び,自分の行動を決定するために,利便性とリスクをどのようにバランスさせるかを考える良い機会になったと思います。今年度は新たに色素増感太陽電池の作製を行い,太陽電池の原理と次世代エネルギーについて学びました。 

 今後,生徒一人ひとりが持続可能な社会の発展のために<地球規模で考え地域で実践できる>人材になって欲しいと切に願っています。

 
 


 化学では,高知大学朝倉キャンパスにて高知大学教育学部の蒲生啓司先生のご指導の下,『セパレーションサイエンス(分離科学)から見える化学の種の世界 ―「水のきれいさ」と「植物色素」を「分離」して見る―』というテーマで実施をしました。

 初日である29日は,土壌濁水や食塩水をろ過や,イオン交換樹脂を用い,キレイな水に近づける実験と,クロマトグラフィーという操作を用い,植物の色素を分離する実験を行いました。
 
 2日目は,初日に行った実験の結果のまとめ,考察を行いました。高知大の学生と一緒に班ごとに,実験で気になったテーマについて調べ学習をし,プレゼンテーションを行いました。慣れないプレゼンテーションに緊張もあったと思いますが,非常に良い勉強になりました。