2014.04.30
第7回 キャリアセミナー2012 開催される


 社会の第一線で働いている方々をお迎えし、その職業についての理解を深め、将来の進路決定のきっかけにしようと、 2月4日(土)、中3生と高1生・高2生を対象に、「第7回キャリアセミナー2012」が開催されました。 今回は「Dreams Come True夢をあきらめない」と題し、夢は見るものではなく実現するものであるということを、 体験レッスンや実演を通し身体で感じ取ってもらおうという趣旨で企画されました。 どの生徒も、目をキラキラと輝かせ、熱心に聴き入る姿が印象的でした。
目   的 : 社会の第一線で働いている方々をお迎えし、その職業についての理解を深め、
         将来の進路決定のきっかけにする。
日   時 : 2012年2月4日(土)    
         【キャリアセミナー】 14:00~14:50   【座談会】 14:50~15:30
場   所 : 中学棟3F・高校棟3F・第3会議室・ホール
対象学年 : 中3(全員)・高1(全員)・高2(希望者)

講師一覧
俳優・声優の仕事 池畠  あんず氏(ヒラタオフィス新人部所属・本校20期生)
エンジニアの仕事 北岡  卓也氏(ニッポン高度紙工業株式会社・本校5期生)
税務署の仕事 本間  健一氏(高松税務署・本校2期生)
医師の仕事 高田  昌史氏(高知大学付属病院・本校11期生)
救急救命士・救助隊の仕事 氏原  昇吾氏(高知東消防署高度救助第3係)
コメディーパフォーマーの仕事 淀家  萬月氏(吉本興業所属)
証券会社の仕事 及川  浩之氏(野村證券株式会社高知支店)
社交ダンスのインストラクターの仕事 西山  典子氏・山崎 大輔氏(コムダンススタジオ)
旅行代理店の仕事 宮木  敏行氏(株式会社JTB中国四国高知支店)
ミュージシャンの仕事 吉岡  たく氏(作曲家・編曲家)
建設会社の仕事 安部   誠氏(和建設株式会社)

① 俳優・声優の仕事          池畠 あんず氏
《講義内容》
 本校の20期生であり、現在、大学に通いながら女優、声優をされている池畠あんず氏に「芸能界を目指そうと思ったきっかけ」や「俳優・声優になるためのプロセス」、 「ご自身の経験から学んだ大切なこと」について、実際の模擬レッスンを交えながら、お話ししていただきました。 生徒たちは、芸能界には表側の「華やかな世界」と裏側の「厳しい世界」があることを知り、驚いたようすでした。普段の生活では縁のない世界が、少し垣間見られた素晴らしいセミナーとなりました。(土居 一成)


《生徒の感想》
 どの職業でも「やりたい!」という気持ちが何より大事だということがわかりました。「やりたいと思うことなら、どんなに苦しくてもつらくても、次も頑張ろうと思える」というお話にはとても共感しました。 また、「周りの人の協力に感謝する気持ち」を忘れないという、当たり前のことこそが社会人として大切だということも学びました。(中3生)

② エンジニアの仕事       北岡 卓也氏
《講義内容》
 本校の5期生である北岡氏が、高校時代のエピソードを、スライド写真などを交えて紹介され、生徒との距離を感じない和やかな雰囲気から講義が始まりました。 最初に「エンジニアとは何か」の質問が、本校生徒に対して投げ掛けられましたが、さまざまな回答が飛び出し、事前学習がしっかりなされていました。 その後、「ニーズ」と「シーズ」の観点から、今までなかったものを作り出す楽しさ、難しさなどを具体的にみんなで考え、意見を出し合い、より現実的な「答え」を導き出すことができました。(西村 保久)


《生徒の感想》
 今回の話を聞いて、何事にも繰り返しあきらめず、限界まで粘り強く作業をすることが大切だと思いました。これはどんな職業にも通じることです。 「新しい物を開発する」ということは決して簡単なことではないけれど、まだ自分たちの知らない多くのことが世の中にはあり、それを探していくのは面白そうだと思いました。 エンジニアという仕事は奥が深いと感じました。(高1生)

③ 税務署の仕事         本間 健一氏
《講義内容》
 本校2期生である本間氏は、自己紹介に続き、税とは、社会資本や公共サービスの費用を負担するものであり、所得課税・消費課税・資産課税の3つからなることを説明されました。 税務署を統括する国税庁の使命は、納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現することにあり、そのために納税環境の整備や、 適正・公平な税務行政の推進を行っていること、税務署に勤めるには、大卒であれば国税専門官になることなどを説明されました。(多田 信彦)


《生徒の感想》
 私が今まで全く知らなかった「税務署」という場所を、身近に感じることができました。私は、まだ消費税くらいしか納めていないので、税務署と直接関わりはありません。 しかし、豊かな日常生活を維持するために、税務署は私たちの生活と密接に関わっているのだなと思いました。(高1生)

④ 医師の仕事           高田 昌史氏
《講義内容》
 「私が中学3年生の時、部活動中の怪我の処置をしてくれた医師の姿に憧れたことが、この仕事を選んだきっかけです」というお話から始まり、自身の多忙な大学生活や現在の仕事内容、 やりがいなどを和やかな雰囲気の中、本校の11期生である高田さんに分かりやすく講義をしていただいた。 講義の後半は、頭を抱えながら医師国家試験に挑戦した時のことを語られ、最後には、実際使用されている内視鏡にも触れさせていただくこともできました。 「自分がその職業に絶対就きつきたいという強い気持ちがあれば夢は叶うし、中途半端に妥協してはいけない」というメッセージに、やる気と自信を与えられました。
(池 由佳)


《生徒の感想》
 このキャリアセミナーでお話を聞いてまず強く思ったことは、諦めなければ夢は叶うということです。私も夢に向かって頑張ろうと思いました。 医師という仕事をしている中での高田さんのやりがいは、充実感や患者さんから直接言われる感謝の言葉だそうです。私も人の役に立てるような仕事に就きたいので、この講演で学んだことを胸に日々努力したいと思います。(中3生)

⑤ 救急救命士・救助隊の仕事     氏原 昇吾氏
《講義内容》
 一言に消防士といっても仕事内容はさまざまで、大きく分けて火災防御・救急救命・人命救助の3つに分けられるそうです。それぞれの仕事内容を、実際の現場の写真などを使いながら細かく話をしていただいた。 採用試験に合格をしてからも、厳しい研修を9カ月間受けないと、実際に現場に行くことはできない。最近では消防士を目指す人も多く、多い時は倍率が50倍にもなるという。 女性隊員も増えてきているようで、女性ならではの気遣いや優しさが現場でも生かされているとおっしゃっていました。(小松のどか)


《生徒の感想》
 救急救命士には、専門的な知識、体力、強い精神力が必要だと知りました。その場の状況を判断し患者さんを処置して病院まで送り届けるという、責任が重く、失敗が許されないからこそ、やりがいのある素晴らしい仕事だと思います。 救急救命士の国家試験の問題集を見せていただき、その難しさに驚き、さらに防火服を着てその重さに驚きと、とても新鮮な体験ができました。 このキャリアセミナーで視野が広がったと思います。もっといろいろな仕事を知り、将来の選択肢が多くなればいいなと思いました。(中3生)

⑥ コメディーパフォーマーの仕事  淀屋 萬月氏
《講義内容》
 吉本興業では、今年100周年記念事業で、芸人さんが日本各地に住み、東京に情報発信をしています。萬月さんは高知からその魅力を発信中です。萬月さんのお話では、笑いには4つの段階があり、それを「起・承・転・結」といいます。 「起」でくすぐり、「承」でふくらまし、「転」でころがし、「結」でおとします。それはドラマでも映画でも共通だそうです。 「結」でおちなければ芸人は舞台から降りられないことには、驚きました。お客さんの心をつかむことの難しさを教わりました。(鍋島 憲雄)


《生徒の感想》
 落語を交えながらお話をしてくださったので、とても聞きやすく面白かったです。落語の世界では、話す向きを変えて人物を演じ分けているそうで、とても不思議でした。この講演を聴くことができてとても嬉しかったです。(高1生)

⑦ 証券会社の仕事             及川 浩之氏
《講義内容》
 「証券会社の仕事の始まりは、まず日本経済新聞を朝から見ることです」 と新聞紙の真ん中で半分に破られた新聞を見て生徒は、不思議に思っていました。証券会社社員や投資家は、ユニクロなどの服のタグもじっくり見ている。 1つの商品にはいろんな企業が関係しているというお話に、生徒も身を乗り出して聞き入っていました。「大学時代、ラグビーで日本一になりました。 社員が日本一・世界一になるために切磋琢磨する中で自分自身も働きたいと思い、今の会社を選びました。皆さんも,夢の実現のために自分自身を磨いてください」と締めくくりました。(岡崎 嘉孝)


《生徒の感想》
 証券会社には、経済学部や商学部を卒業しないと就職できないと思っていたけど、理系でも、ラグビーなど、何かに打ち込んで経験を積んでいれば、逆にそれを生かして仕事がでできると聞き、とても尊敬しました。 私も、難しい日経新聞を毎日読めるような大人になりたいと思いました。(高1生)

⑧ 社交ダンスインストラクターの仕事  西山 典子氏・山崎 大輔氏
《講義内容》
 生徒10人の小規模のクラスでしたが、ダンスを実際に踊るには最適の人数でした。生徒たちは、社交ダンスについてテレビで少し見たくらいの知識しかあり ませんでしたが、最初から基本のステップをやりましょうと言われ、全員立ってダンスを始めました。 マンボとチャチャチャのステップを何度も練習しました。音楽に合わせて踊るとすっかり社交ダンスの世界に入った気分になりました。 後半は、先生2人によるさまざまなダンスを見せていただきました。間近で見るダンスの迫力に生徒たちはすっかり圧倒されてしまいました。 毎月のように大会に出場するため、かなりハードな練習をされているようです。また、インストラクターの資格を取るための試験もあるそうで、そのためのテキ ストなども見せていただきました。 大会で着る華やかな衣装も拝見できました。好きなことを続けるための努力の大切さを最後に話されていたことが印象的でした。(田村 和美)


《生徒の感想》
 社交ダンスってどんなことをするのかあまり知らなかったから、実際にステップを踏んだり、話を聞いてみて、これが社交ダンスなのかと思いました。簡単なステップだけを習いましたが、全く上手にできず悲しくなりました。 本当に才能ではなく、「練習の積み重ねと時間」が実力をつくるのだなと実感しました。社交ダンスは難しいし、結構体力のいるダンスだと感じました。でも、楽しい時間を過ごせたので良かったです。(高1生)

⑨ 旅行代理店の仕事           宮木 敏行氏
《講義内容》
 旅行業にはカウンター業務やツアー企画・仕入(手配)・添乗・団体営業等、仕事は種々あり、多くの人の力添えがあって旅行は成り立っています。 旅行自体は形のないサービスであり、価値観は人それぞれ異なるため、お客様のニーズを引き出すためのコミュニケーションが、何よりも重要となるそうです。 お客様一人一人に楽しんでいただくプランを作り上げることは、長い時間がかかる難しい仕事ですが、その「難しさ」=「楽しさ」であり、それこそが、 「この仕事のやりがいだ」という言葉は非常に印象的で、宮木氏ご自身の「仕事に対する誇りと責任感」を感じました。(中村 宏行)


《生徒の感想》
 英語を話せなきゃいけなかったり、旅行にたくさん行ったことがある人が、旅行代理店で働いているのだと思っていましたが、講演を聞いて必ずしもそうではないと知り、少し驚きました。 私は旅行が好きなので、この仕事には以前から興味がありました。いつも計画をきちんと立ててから旅行に出かける方なので、お客さんの要望に合わせて計画を立てることに、大変興味があります。 また、カウンター業務だけだと思っていたけれども、いろいろとたくさんの業務があるということが分かりました。 私が今気になっている職業の一つが「旅行代理店の仕事」なので、このセミナーで直接お話が聞けて、いろいろ参考になり良かったです。(高1生)

⑩ ミュージシャンの仕事      吉岡 たく氏
《講義内容》
 「嵐」「NEWS」などアイドルグループの編曲をされている吉岡たく氏に、仕事内容や成功の秘訣などをお話しいただきました。彼は、いい音をつくり、 「『締め切りから逃げない編曲家である』という信頼を裏切らないことが大切だ」と語りかけ、仕事仲間のDJやボーカルの方を呼んで、生演奏をしていただきました。 最後の質疑応答も大盛況で、終了時刻を過ぎてもなお生徒が詰めかけていく姿をみてうれしく思いました。(森 昭浩)


《生徒の感想》
 「趣味を仕事にするのは悪いことじゃない」という言葉が私の中ですごく心に残った。ボーカルの方やDJの方、吉岡さんのギターの生演奏は心躍るもので、鳥肌が立った。吉岡さんの言葉が、私の背中を押してくれた気がした。(高1生)

⑪  建設会社の仕事          安部 誠氏
《講義内容》
 和(かのう)建設株式会社の安部誠氏にお話を伺い、建設業の一端を学びました。その中で、マンションはいろいろなテーマをもとに建設されており、例えば、「災害時に地域の人々を守るマンション」や、 「地域を元気にするために一階部分がスーパーになっているマンション」や、「住人とのコミュニケーションを大事にするマンション」など、ただ単に住むだけではなく、もっと人と関わる役割を担っていることを学びました。 また、一戸建ての家では、その間取り一つで人がどのように育つかに大きく関わりがあり、「家が人を育てる」ということも知ることができました。そこから生徒たちは、自分たちで実際に家の間取りのデザインに取り組み、その難しさ、奥深さを学びました。 住まいに対する見方が一変した、実りある講義でした。(松岡 正道)


《生徒の感想》
 建設会社は「お客様の事を第一に考えて仕事をする」との考えのもとで業務にあたっているということが印象に残りました。 間取りを考えるとき、マンションも一戸建て住宅も、人と人との関係に重きを置いているそうで、セミナーでは、僕たちも実際に「間取りづくり」を体験させてもらいました。 一戸建て住宅は特に「家族との会話・団らんのしやすさ」を、またマンションでは「住民同士のコミュニケーション」にポイントを置くなど、なるほどと思うお話をしていただきました。 また、安部先生ご本人の体験談などもお話ししていただき、その仕事のやりがいと厳しさが良く分かりました。(中3生)