2014.05.01
「17歳からのメッセージ」でグランプリ&銀賞受賞!


 高校生の今の思いをメッセージにして応募する「第11回高校生フォーラム 17歳からのメッセージ」が大阪経済大学主催で実施され、全国から2万8684点の多数の応募の中から、見事、本校高校1年の國澤優花さん(写真右)がグランプリ、 同じく高石詩乃さん(写真左)が銀賞に輝きました。写真は、大阪経済大学キャンパスで行われた表彰式のものです。心温まる2人の作品をご紹介します。



◇グランプリ作品

反抗期のススメ                                             土佐塾高校1年 國澤優花

 「うるさい、ぐちゃぐちゃ言うなババア」二歳下の弟はまだ十五歳の私に向かってこう言う。悔しくて言い返そうといつも思う。「十五歳でババアなら世の女は皆ババアやん」と。 でも言い返すこと自体子供染みていると思ってたいてい「はいはい。一人で言いよりなさい」と言う。そうすると弟は私の背に口汚く反論する。
 私の家では私が一番年上の女性である。本当なら母にぶつけられるであろう反抗期の苛立ちは、私の家だと全て私にふりかかる。
周りの友達には親と喧嘩して「うざい」と言った、という人がいるけれど私は共感しない。その代わり、テレビ番組で「うちの高校生の息子の反抗期が酷くて」と困り顔で相談する母親の姿に「うんうん。わかるよその気持ち」と洗濯物をたたみながら共感する自分がいる。
 でも最近よく思う。今、弟に反抗されることに慣れたらいつか母親になって自分の子供に反抗されてもきちんと対応することができる、と。もしかしたら、いや絶対ラッキーな体験をさせてもらっているのだと。そう思うと少し気が楽になる。
 弟だっていい所もあるのだ。たまに力仕事を買って出てくれる。サッカー部の練習も頑張っている。
 弟の反抗期。なかなか厄介だけど、おもしろい。弟の反抗期がなくなるまで、十五歳のババアは今日も頑張る。
 
◇銀賞作品

私の支え                                                 土佐塾高校1年 高石詩乃

 私はお母さんのことをとても尊敬している。私が学校から帰ってもお母さんは必ず家にいない。塾から帰ってもたまにいない。だからお母さんが早く帰ってくると正直テンションが上がる。たぶんお母さんは気付いていないだろうけど。
 私はお母さんに絡まれたらいつも逃げる。なんか照れ臭くて。私のお母さんは本当に急に踊り出したり全力で歌い始めたりする。携帯のカメラを向けるとものすごい笑顔でこっちを見てくる。 そんなお母さんやき、絡んでくる時はだいたい全力で走りながら「こっちゃーん!!」て叫ぶ。私は「こっち来んといてやー。」と言って全力で逃げる。そこはやっぱり陸上部。走り会いになったら負けることはない。 でもお母さんはまた笑顔で向かってくる。さっき「こっち来んといてやー。」って言ったくせに、私はお母さんが追いかけてきたらすごい嬉しくなる。
 そんな元気なお母さんも、私が落ち込んでいる時は一緒になって落ち込む。私のために泣いてくれたこともあった。誰にも言えん愚痴もお母さんになら言える。 その度に私の気持ちになって腹を立てたり泣くほど喜んでくれたりする。そんなお母さんを本当に心から尊敬する。
 「こっちゃん、お母さんのこと好きやろ?(笑)」お母さんが言う。「はい?何を急に(笑)」私は答える。でもいつも心の中では「当たり前やん。」って答える。