平成25年度の高校修学旅行は、本校の修学旅行としては初の海外研修となる、シンガポールへ行きました。
 一昨年度から事前学習に取り組み、グローバルな視点で物事を考えるきっかけにと、期待に胸を膨らませて出発しました。初日は、京阪神地区の6大学を各班に分かれ訪問し、講義を受けたり見学をしました。 2日目は、関西空港から6時間30分のフライトで、シンガポールに到着。3日目からは、バイオポリス、フュージョンワールド、南洋理工大学、国立博物館、戦争記念館、サイエンスセンター、マーライオン公園、 マリーナバラージ、動物園、セントーサ島、また各班で、現地学生の案内による自主研修などを行い、盛りだくさんの充実したプログラムでした。 この修学旅行で吸収したたくさんのものを是非、将来に生かしてほしいと期待します。

[旅行程 6.25~6.30]
1日目 高知 → 京阪神(大学見学)
2日目 大阪 → シンガポール
3~5日目 バイオポリス  フュージョンワールド  南洋理工大学  シンガポール国立博物館
シンガポールサイエンスセンター  マーライオン公園  旧フォード工場戦争記念館
マリーナバラージ  シンガポール動物園  B&Sプログラム  セントーサ島
6日目 シンガポール → 大阪 → 高知

京都大学 [生徒感想]
 本校卒業生(5期生)の樋口雅一先生(ICeMS所属特定助教)に御世話になりました。京都大学工学部ではジャングルジムのような構造物に気体を閉じ込めるという実験を行っていました。 その構造物の中には二酸化炭素を閉じ込める物もあり、温暖化ガスを減らすという点で注目されているそうです。吉田キャンパスでは、ICeMS(物質・細胞統合システム拠点)についての説明を受けました。 細胞と物質の境界領域を研究し、将来の医療や環境に役立てるというものです。私は生物が好きで、大学でも学びたいと思っており、特に京都大学ではiPS細胞の研究が有名なので、この話を聞き、とても興味を持ちました。

バイオポリス [生徒感想]
 シンガポールの最先端技術の開発にたずさわっている井上先生の講演を受けました。パワーポイントが全て英語で外国に来たということを改めて実感しました。 講演中に隣に同席していたバイオポリスの方に英語で話しかけている先生は、外国語に興味がある私にとってとても輝いて見え、シンガポールの多国籍文化に感動しました。 『科学技術は世のため、人のため』という先生の言葉は、将来仕事でどう生計を立てていくかに必死になっていた自分に新しい考え方をもたらしてくれました。 このようなシンガポールの最先端技術に触れ、これからの日本を担う私たちの使命感をより強く感じました。

南洋理工大学 [生徒感想]
 南洋理工大学に着くと、日本愛好会の方々が出迎えてくれて、その活動や大学についてのプレゼンテーションをしてくれました。 その後、グループに分かれて、日本とシンガポールに違い、また高知の特徴について意見を出しあいました。
 南洋理工大学は、日本では東京大学の工学部に匹敵する大学であり、シンガポールの科学技術を支える原動力となっています。 そこで学ぶ学生さんたちと交流をし、彼らの日本語力に驚きました。英語圏の人にとって難しい言語である日本をなめらかに、とても正確に話されていました。 将来、南洋理工大や他の外国の大学の人が日本に来たり、あるいは私が、それらの大学に行くようなことがあったなら、その時は私が、自分の英語力でその人たちを驚かせることができるように英語や教養を身につけたいと思いました。

B&S [生徒感想]
 シンガポールで行きたい場所を事前に班で決めて自由に現地の大学生と行動できるのがB&Sというプログラムだ。 私たちの班にやって来たのはイサベルという女の子で、彼女は日本語の勉強をしており、たった4か月の学習で私たちの話すことを全て理解する日本語力を備えていた。 でも、せっかく現地の学生さんと一緒なのに英語を喋らないともったいないと、私たちが英語、彼女は日本語で喋ることに決めた。 地下鉄でチャイナタウンへ行き、イサベルにお昼を食べる場所を案内してもらった。そこは屋台を集め、さまざまな味が楽しめるホーカーと呼ばれるシンガポーリアンの台所で、馴染みのないエキゾチックな食材が並び、いかにもアジア!という感じだった。 正直、喜んで完食という食事ばかりではなかったけれど、私はあの色んな匂いの混ざった熱い食堂のことを忘れることはないと思う。
 帰りの道で彼女は私たちに将来の夢まで話してくれた。日本語に関わる仕事なので、皆で、イサベルなら絶対なれるので頑張ってくださいと伝えた。 この一日で私たちは、民族の文化、食の文化、異文化の理解だけでなく新しい人間関係を築くことができて、たくさんのことを得ることができたと思う。 そして私は、もっと英語を勉強して、またシンガポールを訪れて、イサベルにも会いに行きたいと考えている。

南洋理工大学

シンガポールでの講演

マーライオン公園 マリーナベイサンズ