2013.12.18
中学3年生SSP活動 ワンデーリサーチ2013


 7月16日(火)、中学3年生はワンデーリサーチ(職場訪問)を実施しました。県内10カ所の職場を訪問し、仕事の現場を目の当たりにしながら、実際に仕事をしている方々から、 働くことの大切さや大変さ、喜び、意義などについて学び、将来の自分を具体的に考える契機になりました。

株式会社太陽
 「太陽」は主に耕うん爪などの製造販売を行う会社で、耕うん爪では全国40%のシェアを誇っています。高知市布師田の工場では、この耕うん爪の製造ラインを見学させていただきました。 工場内には機械が整然と並び、道具類がきちんと整理整頓されていました。通気性の確保や空気の浄化、水分補給所など健康や安全についても十分に配慮されており、働く環境にも力を入れていることがよく分かりました。 質疑応答の時間もとっていただき、生徒のいろいろな質問にも丁寧に答えてくださいました。(北川 英里)

株式会社トミナガ
 鋳物の技術の歴史は紀元前まで遡ることができますが、それは今でも連綿と続く「ものづくり」には欠かせない技術です。「トミナガ」は、その鋳物による機械部品製造を手掛ける高知を代表する元気な企業の1つです。
 まず、工場見学に先立って、鋳物に関するDVDを見せていただきました。鋳物製品は生活の中では縁の下の力持ちのような存在で、普段その製品自体を目にすることはあまりありませんが、 「ものづくり」にはなくてはならない不可欠なものです。実際に工場を見学し、さまざまな鋳造の工程の説明を伺いました。生徒たちは「ものづくり」の面白さを実感したようでした。(西森 千江子)

ニッポン高度紙工業株式会社
 「ニッポン高度紙」は、アルミ電解コンデンサ用セパレータにおける国内95%、海外60%というシェアを誇る世界のトップメーカーです。 最初に、企業理念・活動・施設の概要等について説明をしていただき、その後に工場見学をさせていただきましたが、質疑応答では、生徒たちからの相次ぐ質問に丁寧に答えてくださいました。 どの生徒も真剣な表情で、熱心にメモをとっていて、有意義な研修であったと感じています。(伊豆 敏郎)

株式会社技研製作所
 技研製作所では、初めに圧入工法やそのための機械である「サイレントパイラー」の説明を受け、その後工場を見学させていただきました。 質疑応答では、「会社のモットーは何か」という質問に対して、「仕事に銘を打て」という社是が紹介されました。社員一人一人が誇りを持って日々の仕事に取り組む姿勢に、生徒は感銘を受けたようでした。(園山 貴史)

高知県庁
初めに、防災作戦室に入り、南海地震対策について講演をしていただきました。パワーポイントを使いながら、南海地震の起こる確率や特徴に触れられ、 揺れや津波、火災から自分の命を守るためにどうしなければならないのかなどについて、お話を頂きました。生徒たちは熱心に耳を傾け、メモをとっていました。
 次に、「おもてなし課」より、観光客を迎えるための清掃活動や観光情報の提供、外国語のパンフレットの活用などについて説明をしていただき、映画『県庁おもてなし課』のロケセットの見学をさせていただきました。 実際に、映画に使われた机の引き出しを開けて中を見たり、椅子に座ってみたりと、生徒たちは楽しみながらその雰囲気に触れ、県庁の仕事について知り、進路について考えるとても有意義な一日となりました。(北條 弘佳)

RKC高知放送
 スタジオとテレビマスター室(放送システムや放送データのチェック業務などを行う主調整室)などを見学し、さまざまなスタッフの方から説明をしていただきました。 また、実際に機材に触れたり、訪問前日のニュース番組の原稿を本番中さながらに読ませていただきました。 一つの番組を作るためにとても多くの人が携わっていることなど、テレビ画面だけでは分からないことをたくさん知ることができました。将来の目標に向かってイメージを膨らませる貴重な経験となり、充実した企業訪問となりました。(小松 亮太)

高知県環境研究センター
 最初に環境研究センターの業務について説明をしていただき、その後、各検査室の見学をさせていただきました。生徒にとっては、普段目にすることのない大気や水質、騒音の測定器は大変興味深く感じられたようです。 また、水質検査室では実際に白衣を着用し、BODの測定をするなど貴重な体験もさせていただきました。 「表舞台で派手に活躍するわけではないけれど、私たちの健康や生活を守り、高知県の環境をより良いものにするために活動している環境研究センターは、まさに“縁の下の力持ち”のような役割を担っている所だと思いました」 と感想を述べる生徒もおり、国民の健康で文化的な生活を守るために、日々地道な調査や研究を行なっている環境研究センターの仕事を知ることができ、有意義な時間を過ごすことができました。
(池 由佳)

高知地方裁判所
 まず初めに裁判や裁判員制度についての説明を受けました。それから、法廷を見学させていただき、裁判官の方から仕事に対する考え方や信条についてのお話を伺い、実際の裁判の様子が具合的にイメージできました。 人の一生を大きく変えてしまう判断を下さなければならない大変さを実感しました。また、裁判所には、事務官、書記官、速記官などの方がいて、それぞれの立場で裁判の進行に関わっていることも知りました。当校の17期生の方が司法修習生として、研修の場に同席されていたことはうれしい驚きでした。
 「働く」ということについて、それまでは、ほとんどの生徒が「仕事をして給料をもらうこと」と考えていましたが、研修後は「働くということは責任を伴うものであり、社会に貢献すること」と考えるようになりました。(小味和代)

高知県衛生研究所
 「衛生研究所」では、私たちが安心して暮らせるように、食品や水質の検査、放射能の測定などを行っています。初めに全体で説明を受け、その後、研究所内を見学しました。 野菜の残留農薬検査の実験や、霧箱を使ったウランのα線の観察や、細菌とウイルスの検査方法について、説明を受けました。 また、電子顕微鏡で撮影したウイルスの写真を見せていただいたり、実体顕微鏡でのダニ類の観察などを行いました。 生徒たちは測定器による数値に見入りながら、身近な自然に対する関心がより高まっていたように感じました。今回学んだことを今後の活動に生かしてもらいたいと思います。
(山下 雄大)

高知南警察署
 初めに警察官の仕事についての紹介DVDを視聴しました。次に、生徒たちからの質問事項についての回答を頂きましたが、その中でも「なぜこの職業につきましたか?」との質問に対して、 「人の役に立て、みんなのために働きたい」というお答えに感動したという生徒たちからの感想が数多く聞かれました。 また、鑑識課の指紋検証を実際に体験させていただき、ペットボトルや空き缶に、特殊な粉を吹きかけ、その上にセロファンを貼り、最終に黒い紙にセロファンを重ねて貼ることで、はっきりとした指紋を確認することができました。 最後にパトロールカーの装備品を見せていただきましたが、特殊なヘルメットや飲酒検査キット・DNA検査キットなど、日常は決して目に触れることのできない数々の装備品に生徒たちも興味津々の面持ちでした。 生徒からは、「警察官は怖いという印象がありましたが、今回の訪問で、本当に人間性の必要な職業であることを知り、優しく、地域住民のために全力で働かれているんだなと感動しました」との感想も寄せられました。(加藤 友教)