2014.12.13
高校2年生 高大連携理科実験授業(SPP)


 7月30日と31日に,高校2年生の理系生徒を対象に,高知大学,高知工科大学,四国自然史科学研究センターの先生方,学生の皆様に協力を頂き,高大連携の理科実験授業(サイエンス・パートナーシップ・プログラム[SPP])を行いました。

 物理では,高知工科大学環境理工学群の百田佐多生先生,中根英昭先生,堀澤栄先生のご指導のもと『環境とエネルギーに関するインタラクティヴな問題解決型授業』というテーマで実施しました。
 
 地球温暖化の現状と対策,世界と日本の森林資源の動向,地元高知に根ざした今後普及が期待される木質バイオマス資源などのテーマの中で,意見を出し合い,問題を解決するために知識を活用する経験ができ,地球と人類の持続可能性についての認識が深まったと思います。また,身の回りにある放射線を実際に測定することで,放射線についての基礎的な知識を学び,自分の行動を決定するために,利便性とリスクをどのようにバランスさせるかを考える良い機会になったと思います。
 
 今後,生徒一人ひとりが持続可能な社会の発展のために<地球規模で考え地域で実践できる>人材になって欲しいと切に願っています。

 
 

 
 化学では,高知大学朝倉キャンパスにて高知大学教育学部蒲生啓司先生のご指導により,『セパレーションサイエンス(分離科学)から見える化学の種の世界-「水のきれいさ」と「植物色素」を「分離」して見る-』というテーマで実施しました。
 
 1日目は,土壌濁水や食塩水を漏斗やフィルター,イオン交換樹脂を使って純水に近づける実験と,薄層クロマトグラフィーやカラムクロマトグラフィーを使って植物色素を分離する実験を行いました。
 
 2日目は,1日目の実験結果のまとめや考察を,班ごとにプレゼンテーションを行いました。生徒にとって初めての本格的なプレゼンテーションでしたが,堂々と発表をすることができました。

 
 

 
 生物では,講師としてNPO法人四国自然史科学研究センターの谷地森秀二先生と谷岡仁先生をお招きし,『身近な動物について知ろう!』をテーマに本校理科Ⅰ教室で行いました。
 
 1日目は,タヌキやハクビシン,ウサギ,アナグマの解剖実習と骨格標本作製のための除肉作業を行いました。生徒たちは,最初は解剖など初めての作業に戸惑った場面もありましたが,徐々に慣れて,一生懸命取り組んでいました。
 
 2日目は,午前中は骨格標本の骨を並べ,午後は学校周辺の山の中に入り,どのような小動物がいるかを確かめるために動物が通りそうな場所に無人カメラを設置しました。1か月後にカメラを回収し,どのような動物が写っているかを確かめます。
 
 普段聞くことができない動物の体の構造や習性などの話を詳しく聞くことができ,生徒たちにとって有意義な2日間になりました。