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 7月27日から8月9日までオーストラリアのシドニー郊外、パラマッタにあるタラ女子校に高校1年生と高校2年生の計6名の生徒が短期留学しました。またそのうちの1名は残りの5名が帰国した後も残り、8月27日までの留学となりました。 参加生徒たちは現地の生徒の家にホームステイし、一緒に授業を受けるなど貴重な体験をしました。

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以下は生徒と引率教諭の感想の抜粋です。

 オーストラリアにいる間は絶対日本が恋しくなるだろうと予想していたのに、実際行ってみると日本のことなんてすっかり忘れて楽しんでいました。外国に行って滞在してみて、私はやっぱり外国が好きなんだなあと改めて感じました。 それに今回のことで結構外国でもやっていける自信がついたので、私は高校を卒業したら大学で外国に留学するか、外国の大学に行こうと思いました。

 オーストラリアに行く前に、私の中で単語で伝えるのではなくてちゃんと文で伝えようと決めていたので、はじめは本当に簡単な英語を使っていました。 ちょっと複雑なことを伝えたい時に、無理矢理にでも文を作ってとりあえず言ってみると、相手が正確な文で聞き返してくれたりして、それがすごく勉強になりました。

 「自分のコミュニケーション能力を試したい。」そういう思いで行かせてもらったオーストラリア。日本では人見知りをせず積極的だと言われる自分ですが、異国の人とはどうなのか。自分でも全く想像がつきませんでした。 そして、いざオーストラリアに来て、タラについて、ホストファミリーと出会って、少し言っていることが分かったことに安心しました。 それから家に帰ってもコミュニケーションがとれたことにホッとしました。日に日に分かるのが早くなっていくことを実感して嬉しかったです。 でもやっぱり相手の言うことはわかるけど、自分の言いたいことは伝わらないのが悔しかったです。

 関西空港を発ってから12時間あまり。狭い機内での睡眠は十分とは言えないものの、これから始まる出来事に胸を弾ませて、私たちはシドニー空港に降り立ちました。
 優しい雨に包まれた放課後のタラ女子校はとても静かです。少し緊張した面持ちでカフェに通された私たちを待っていたのは……「こんにちは!」「はじめまして!」
 元気のよい日本語とたくさんの弾けるような明るい笑い顔でした。どれほど彼女たちが私たちの訪問を楽しみにしてくれていたのかが一瞬で分かりました。 ドキドキしながら英語で自己紹介をする私たちを、ニコニコ見つめながら手を差し伸べて優しくハグをしてくれる彼女たち。笑顔は瞬時に国境を越える力を持っています。
 それからの10日間、どの教室、授業に出ても私たちは大歓迎されました。 小学6年生のクラスでは、とても人懐こい生徒たちに一気に取り囲まれ、日本のアーティストについて質問攻めにあったり、ダンスや歌を披露されたり、チョコレート争奪戦に参戦したりと笑い声が絶えません。 中学3年生、高校1年生のクラスでは私たちは英語を、タラの生徒たちは日本語を使って、お互いをインタビューしたり、両国のCMやテレビの一コマを説明し合いました。 学校で今まで習った英語や日本語が実際に通じた喜びを、両校の生徒が感じていたように思います。単語が分からず話せない、通じないもどかしさよりも、一つの単語で「あぁ!」と分かり合える感動の方がずっと大きいようでした。
 日本のようなホーム単位の動きがほとんどなく、一つの授業が終わるたびに生徒たちは教員の待つ部屋に、ある者は急いで、ある者はゆっくり移動します。 私たちもすっかりはまったモーニングティー。(合間の休み時間がない代わりに、午前中の中休みに生徒も教員も軽食を取ります。)逆に最後まで慣れなかった、外で地面にどっかっと座って勉強したり食べたりするスタイル。 驚くくらい積極的に手を挙げて、大きな声でどんどん発言をするタラの生徒たち。スピーチやゲームなどで前に立って話す機会が多く、パソコンや映像教材を多用する授業。
 短い滞在中に、一人ひとりが多くの違いを肌で感じ、日本の良いところ、変わったらいいなと思うところを考え始めていました。 異国に身を置いて初めて感じる事柄はたくさんあります。生きた言葉を学んでいるのだという実感、国を超えて人とつながる喜び、日本人であるということ、自由、自分らしい生き方。 まるで蝋細工のような艶のある、可愛らしい青りんごを丸かじりする姿が様になってきた頃、たくさんの笑顔を胸に、私たちは後ろ髪を引かれる思いでシドニー空港を後にしました。新しい異国の友と出会い、少し成長した自分。 ものの見方や感じ方がきっと変わっているはずです。今回の訪問が私たちにとって貴重な経験になったことは言うまでもありません。御尽力、御協力をいただいた関係の方々に深くお礼を申しあげます。ありがとうございました。

 
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