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2017.03.16
第12回「キャリセミナー2017」を開催
 3月11日(土)、中3生と高1生を対象に、第12回「キャリセミナー2017」を開催しました。社会の第一線で活躍されている10名のプロフェッショナルを講師にお迎えし、仕事内容やそのやり甲斐などについてのご講義をいただきました。


1 脳科学者の仕事 近添淳一氏
(生理学研究所 准教授・医学博士・本校5期生)

「ものの価値、好き嫌いは脳のどの場所で表現されているか?」について研究内容、研究者としての仕事内容、良いところ悪いところ、求められる資質、研究者になる方法などが語られ、生徒たちはみな熱心に聞いていました。

 



2 人工知能開発の仕事 興梠尊典氏
((株)Nextemer高知AIラボ代表)

「なぜしてはいけないか」ではなく、「なぜしないのか」。昨今大きく取り上げられている「人工知能」の話題をベースに、AI開発だけでなく、これからの働き方や新しいことにどんどん挑戦していくための心構えや手段をお話しいただきました。

 



3 国家公務員の仕事 土居信彦氏
(財務省北海道財務局理財部・本校2期生)

人生の半分を国家公務員として働いてこられた土居氏の経験から、仕事に感じる責任や誇り、金融犯罪の被害者(加害者)にならない方法などについて、お話いただきました。講演後は生徒たちの質問にも丁寧にご対応いただき、本当に有意義な時間となりました。

 



4 科学捜査研究所の仕事 掛橋秀直氏
(大阪府警察本部 科学捜査研究所研究員・本校17期生)

パワーポイントやDVDを使って、生徒にわかりやすく説明していただきました。掛橋氏は、化学が得意教科で、大学の薬学部から大学院に進学して専門分野を深く研究されています。その知識を活かす職業として、この仕事に就いたというお話でした。

 



5 語学を生かした添乗員の仕事 天倉昌絵氏
((株)近畿日本ツーリスト中国四国 ツアーコンダクター)

添乗員として162ヶ国を旅した経験をもとに、「コミュニケーション力は言語を超える」ということを学びました。国々の歴史や人々の文化を学ぶことによって意思の疎通が図れること、たとえ拙い言葉でも恥を捨て楽しく会話をすることによって人との距離が縮まることを教えていただきました。

 



6 アプリプロモーションの仕事 松岡洋平氏
(スマートニュース(株)マーケティングデレクター・本校10期生)

講師の先生の学生時代の思い出や、日頃、私たちが使っているスマートフォンのアプリを企業はどのようにプロモーションしているのかということを中心にお話をいただきました。「機会があれば、とりあえずやってみる!」という気持ちがプロモーションでは大切だということを学びました。

 



7 商品企画・開発の仕事  渡部 正二氏
((公財)高知県産業振興センター・元SONY(株)デジタルカメラ商品企画統括部長)

SONYやAmazonの商品企画・開発部門で培われた経験から話をしていただきました。実際に商品企画・販売された電化製品を使用させてもらったり、食品を試食させてもらったりしながら、企画開発の苦労、やりがい、コツなどを説明していただき、刺激的なセミナーとなりました。

 



8 社会と科学をつなぐ研究者の仕事 楠瀬まゆみ氏
(東京大学医学研究所・ips細胞と医療倫理研究・本校2期生)

研究者の仕事について、どのようなきっかけで研究職に就くことになったのか、エピソードを交えながらお話をいただきました。再生医療をはじめとした科学技術が実用化されるまでにどのような過程が存在するのか、新しい技術の利点と課題についてどのような議論がなされるのかについて、ワークショップの形で体験しながら学ぶことができました。

 



9 証券会社の仕事  高原 和功氏
(SMBC日興証券(株)高知支店 フィナンシャルコンサルティング 第1課)

直接金融と間接金融の違いや証券会社と銀行の役割の違いについてお話いただきました。証券会社の仕事を選んだ理由として、「挑戦しがいがあると感じたからだ」という言葉が強く印象に残りました。